高校選びのガイド

高校の偏差値の見方。学科で幅がある理由と全国の分布、合否との関係

高校の偏差値は、模擬試験を実施している会社が「その学校に合格した人が、模試でどのくらいの成績だったか」から出している目安です。国や教育委員会が発表している数字ではありません。会社ごとに受ける生徒の層が違うので、同じ学校でも数字は2〜5ほど動きます。

学校チェックでは、全国4,882校のうち4,502校に偏差値を載せています。その数字の読み方と、読むときに気をつけたいところをまとめました。

偏差値50が真ん中。60なら上位およそ16%


偏差値は、受けた人全体の平均を50として、成績がどれだけ離れているかを表します。成績がきれいに山の形に分かれていれば、60は上位約16%、70は上位約2%、40は下から約16%です。

ただし模試を受けるのは高校受験をする中学生の一部で、成績の分かれ方もきれいな山になるとは限りません。「60なら上位16%」はあくまで目安として受け取ってください。

全国の高校は偏差値40台が最も多い


学校チェックに載せている偏差値を5きざみで数えると、次のようになります(幅がある学校は真ん中の値)。

偏差値学校数割合
39以下470校10%
40〜441,030校23%
45〜49905校20%
50〜54704校16%
55〜59545校12%
60〜64412校9%
65〜69270校6%
70〜74130校3%
75以上36校1%

公立の真ん中は48、私立は52です。私立は学科・コースで幅がある学校が多く、ここでは幅の真ん中で数えています。

「55〜62」のように幅がある学校は1,761校。学科やコースで違う


偏差値に幅がある学校が1,761校あり、幅の真ん中は6です。10以上開いている学校も531校あります。多くは、普通科と専門学科、特進コースと一般コースのように、学校の中で入試の難しさが違うためです。

学校ページの偏差値の表では、学科・コースごとに分けて載せています。受けるつもりの学科の数字を見てください。私立の「特進」「選抜」コースは、同じ学校の別コースより10以上高いことがあります。

偏差値だけで合否は決まらない。倍率と内申点も見る


公立高校の入試は、当日の学力検査に加えて、中学校の成績(調査書・内申点)を点数にして合わせて判定する県がほとんどです。模試の偏差値が届いていても、内申点が足りずに不合格になることはあります。

もうひとつは倍率です。同じ偏差値の学校でも、その年に受けた人数が募集人員を大きく上回れば合格は難しくなり、下回れば受けた人の多くが合格します。倍率の見方は倍率の種類と2026年度の全国の倍率にまとめています。

学校チェックの偏差値の出し方


学校チェックの偏差値は、模試を実施している会社や受験情報サイトが公表している数値をもとに、学科・コースごとに整理した目安です。学科・コースによって数字が違う学校は、いちばん低いものと高いものを幅として載せています。

県内の順位は、偏差値が分かっている学校だけで数えています。偏差値が分からない学校は順位に入らないので、「県内◯位」は県内の全校での位置とは少しずれます。志望校を決めるときは、通っている塾や中学校で渡される資料を優先してください。

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ほかのガイド


学校の名簿:文部科学省「学校コード一覧」令和8年5月1日時点(www.mext.go.jp)